2010年5月26日水曜日

Fonera 2.0 + emobile D02HW / Latest firmware

2010/06/18: Luciのsource code を眺めていたところ、apnなどの設定があり、custom設定の場合に表示されるような記載があり、UTMS/3Gの設定画面でカスタム設定にしてみたところ、apn等の入力ができることがわかりました。




Fonera 2.0g (2202)にlatestの開発環境にてbuildしたfirmwareを入れると、emobile D02HWを接続が可能となりました。


手順は以下の通りです。細部は省略します。
1. fonera開発環境より、latestの環境をbuild用のLinuxにcopyし、build
  • % svn co http://svn.fonosfera.org/fonng/trunk
  • trunk/fon/fonbase/files/etc/config/registeredファイルで option dev 1 がcomment outされていないことを確認。developer mode firmwareが必要なため。
  • build開始
    • % cd trunk
    • % ./install.sh
    • % cd openwrt
    • % make menuconfig           (何も変更しない)
    • % make V=99
  •  tftp server機 (Linux機にtftp-serverをいれました)にbuildされた firmware (trunk/openwrt/bin/openwrt-fonera2.image)をcopyします。


2. fonera 2.0g firmware入替
  • fonera 2.0g (2202)のfirmwareを上記のものに入れ替えます。シリアルケーブル接続もしくは、ssh接続を利用して、redbootから設定します。
  •  fonera 2.0g (2202)を起動します。このとき、背面のコネクタの黒(COMPUTER)には、fonera設定用(browserから)PCを接続(http://192.168.10.1)します。コネクタの白(INTERNET)にはInternet接続用にrouterへ接続します。
  • fonera 2.0g (2202)の起動後、設定用PCのbrowserからfoneraの設定を行います。Access password, Applicationなどです。
  • 初期設定が完了したら、以下の設定後、foneraを再起動します。
    • 白コネクタのINTERNET接続を外す
    • foneraのUSB portにUSB hubを接続。USB hubにはD02HWを接続
    • PCは黒コネクタに接続したまま
  • PCのbrowserのbrowserからfoneraに接続(http://192.168.10.1)します。 Dashboardより「UMTS/3G」を選択します。
  • UMTS/3Gの設定画面にて、下記の設定を行い、保存ボタンを押します。
    • 国: JAPAN
    • プロバイダ: e-mobile
    • PIN: ****                SIM cardに設定されているPIN codeを入力します。
  • 設定用PCからssh (teratermなど)にて、foneraに接続します。
  • foneraの /etc/config/umtsdをviにて編集します。apnの値がcdmaとなっているものをemb.ne.jpとします。   option 'apn' 'emb.ne.jp'
  • foneraを再起動して、D02HWのaccess LEDが点滅から連続点灯になるのを待ちます。chatのログは /tmp/chat_umtsに記録されるようです。これでPCから emobile 経由での接続が可能となります。PCからのPINGやbrowser accessなどの簡単なテストしかしておりません。




3. その他
  •  FON APは、emobile接続のときは有効とならないようです。UMTS/3Gの設定画面にて、FON APの制御と思われる「ホットスポットの起動」を有効にして「保存」ボタンを押しても、設定画面に戻ってしまいます。不具合と思われます。
  • APN情報は、/etc/3gsp.db.luaに記録されているようです。このファイルはbinaryとなっていますので開発環境のsourceを修正するとAPNが'emb.ne.jp'となり、設定の手間が省けるとは思われます。ですが、本来はUMTS/3Gの設定画面にてAPNの入力があるべきでしょう。
  • D02HWには携帯H12HWの黒SIMを入れています。通常の赤SIMでも問題はないでしょう。
  • firmware build時にkernel moduleの pl2303も有効にすると、willcom W-SIM用のIO DataのUSB-WSIMが認識されます。IO Addressをfonera側にて指定することかは必要ですが。W-SIMも3Gと同様の方法で、設定できると非常に楽とは思われます。


2010/05/25: Draft
2010/05/26: Initial release
2010/05/26: Fix typo
2010/06/18: cancel

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